■用語解説 / 索引                
英数 あ行 か行 さ行 た行
な行 は行 ま行 や行 ら行

か行
界面活性剤 [Surfactant]
→ ひとつの分子中に親水基と疎水基を併せ持ち、界面の表面張力を下げて物質表面の性質を変化させる化合物。日常的には洗剤や化粧クリームに利用され、工業的には合成ゴムや合成樹脂の製造過程で重合反応に利用されるほか、プラスチックの帯電防止剤としても用いられている。
可塑剤 [Plasticizer]
合成樹脂に柔軟性を付与する添加剤。代表的なものにフタル酸エステル系、リン酸エステル系、脂肪酸エステル系、アジピン酸エステル系などがある。(⇒DOP)
カビ抵抗性試験
→ 寒天培地にJISの定める5群13種の菌から5種類を選んで7〜14日間培養、菌糸の発育を目視検査し、下表の3段階で判定する。[関連規格JIS Z2911]
カレンダー [Calender]
→ 複数の加熱ロールの間にコンパウンドを通し、一定の厚味のフィルムまたはシート状に連続的に圧延成型する機械。
クリーンブース [Clean booth]
→ 工場内を帯電防止軟質塩化ビニールフィルムなどで簡易的に仕切り、ファンフィルターユニットを取り付けた作業空間。クリーンルーム内で部分的により高い清浄度を必要とする場合などに用いられる。[関連規格 JIS B9922]
クリーンベンチ [Clean bench]
→ 作業領域に対して局所的に管理された清浄な空気を送り込むように作られた作業台。[関連規格 JIS B9922]
クリーンルーム [Cleanroom]
→ 雰囲気中に浮遊する微小粒子や温度、湿度、圧力などが高度に管理された作業空間。電子産業や精密機械工業で主として微小粒子を管理対象とするものをインダストリアル・クリーンルームといい、医療、製薬、食品産業などで浮遊微生物を管理対象とするものをバイオロジカル・クリーンルームと呼ぶ。
抗菌 [Antimicrobial]
→「抗菌」という言葉に各界に共通の厳密な定義はないが、一般に製品表面の微生物の増殖を抑制、または生菌数が減少することを意味し、「滅菌」、「殺菌」、「除菌」等とは区別される。(財)抗菌製品技術協議会ではフィルム密着法により生菌数対数値の減少が2.0以上と規定している。
(財)抗菌製品技術協議会 [Society of Industrial Technology for Antimicrobial Articles]
→ 前身である「銀等無機抗菌剤研究会」から発展、拡大して1998年6月に発足、抗菌剤メーカーまたは繊維製品を除く抗菌加工製品の製造メーカーによる自主管理に基づき、抗菌製品の品質と安全性を証明するSIAAマークの表示を認証している。繊維製品については「(社)繊維評価技術協議会」が自主規格に基づき、SEKマークを別に定めている
高周波溶着 [High Frequency Welding, Radio Frequency welding]
→ 周波数の高い交流電圧により材料の分子を振動させ、その摩擦エネルギーにより加熱(誘電加熱)溶融させることにより材料同士を接着する方法。塩化ビニールのように分子内に極性を有する材料は誘電率が高く、高周波加工に適している。
コンパウンド [Compound]
→ 加工上の必要に応じて樹脂に可塑剤安定剤、充填材、着色材、その他添加物を混合した成型用材料。
合成樹脂 [Synthetic resin]
→ 石油・石炭などから合成した高分子化合物の総称。(⇒プラスチック

 

※この用語集は本ホームページ上で紹介するアキレス製品の理解の一助となることを目的として作成したものであり、一般的な学術用語の解説とは異なる場合があります。