■用語解説 / 索引
英数
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さ行
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ま行
や行
ら行
さ行
最小発育阻止濃度 [Minimum Inhibitory Concentration]
→ 抗菌剤が細菌の増殖を抑制、停止させる最小濃度。この値が小さいほど少ない量で抗菌効果がある。(⇒MIC)
殺菌灯 [Sterilizing Lamp]
→ 紫外線が細胞内の核酸合成を阻害する性質を利用して殺菌する。波長260nm付近の紫外線が最も殺菌作用が強い。人体や眼に対しても有害であるため、周囲の作業者の安全には注意が必要である。
酸化チタン[Titanium Oxide]
→ 酸化チタンは半導体の1種で、
紫外線
を受けるとプラスとマイナスの電荷を生成し、空気中の水分や酸素と反応して活性酸素を生成する。活性酸素の強力な酸化分解作用により殺菌、防カビ、脱臭などの機能を発揮する。
酸素指数 [Oxygen Index]
→ 物質の継続的燃焼性を評価する指標。一般に、継続的に燃焼するために大気中の酸素濃度(21%)より濃い濃度の酸素が必要な場合、その物質は燃えにくいと評価できる。[関連規格:ASTM D2863、JIS K7201]
シールドルーム [Shield room]
→ 銅箔などの高導電率素材で四方の壁、床、天井を囲い、隙間なく
電磁波
の透過を遮蔽した空間。
紫外線 [Ultra Violet]
→ 可視光線より波長の短い、200nm〜400nmの範囲の電磁波。200nm〜280nmの遠紫外線をUV-C、280nm〜320nmをUV-B、320nm〜400nmをUV-Aという場合もある。UV-Cはオゾン層に吸収されてほとんど地表には届かないが、UV-Bはオゾン層の増減により地上に到達し、長期間大量に浴びると皮膚ガンや白内障を引き起こすなど健康に深刻な影響を及ぼす。紫外線はまた農作物の色づきや、
走光性
の昆虫による受粉などを左右したり、屋外で使用する
プラスチック
や建材、塗料などの
劣化
の原因ともなる。
紫外線吸収剤 [Ultraviolet Inhibitor]
→
紫外線
の光エネルギーを熱エネルギーに変換し、
プラスチック
等が
劣化
するのを防ぐ添加剤。(=光安定剤)
消防法施行令第4条
→ 消防法施行令第4条では防火管理者の責務を定めており、第8条が定める防火対象物(高層建築、地下街、学校、病院、劇場、旅館、百貨店など)において使用するカーテン、布製ブラインド、じゅうたん、工事用シート等の防炎対象物品とその防炎性能について、残炎時間、残じん時間、炭化面積、炭化長および接炎回数の基準を定めている。
自己消火性 [Self-extinguishness]
→ 炎に接している間は燃えるが、火元を取り除くと延焼せずに自然消火する性質。
脆化温度 [Brittle temperature]
→ 高分子化合物に低温下で急激な力を加えて破壊されるときの温度。耐寒性の指標。[関連規格 JIS K7216]
清浄度 [Cleanliness]
→ クリーンルームの清浄度を表すのにいくつかの規格があるが、米連邦規格FEDにより1立方フィートの空気中に含まれる粒径0.5μm以上の粒子数で表すのが最も一般的である。半導体や精密機器産業で普通に使用されているクラス1000レベルの清浄度は、自然界においては成層圏並みのきれいさであり、逆に都市環境にこの尺度をあてはめるとクラス百万以上となる。日本工業規格JISでは、1立方メートルの空気中に含まれる粒径0.1μm以上の粒子数を10のべき乗で表した指数値により、クラス1〜8を定めている。また国際規格ISOもクラス1〜9を定めるが表示方法はJISと同じ。FEDのクラス10
n
は、おおよそJISのクラス(n+3)に相当する(
表参照→クリーンルームの清浄度に関する規格の比較
)。[関連規格 FED-STD-209D、JIS B9920、ISO14644-1]
静電気 [Static electricity]
→ 二つの物質がこすれあったり剥離したときに一方の電子が他方へ移動して発生する電気。それぞれの物質に固有の正負極性の序列(帯電列:下図参照)があり、正負いずれに帯電するかは相手の序列との相対関係による。極性が近いと帯電量は少なく、極性が離れたもの同士の方が帯電量が多くなる。また乾燥状態では静電荷レベルは高くなり、湿度60%以上になると静電気はほとんど発生しない。
【帯電序列】
走光性 [Phototaxis]
→ 昆虫や単細胞動物などが光に誘因されること。
※この用語集は本ホームページ上で紹介するアキレス製品の理解の一助となることを目的として作成したものであり、一般的な学術用語の解説とは異なる場合があります。